長野県大町市の「みんなで考えようプロジェクト」が注目度UP!

 長野県・大町市で2023年秋にスタートした「みんなで考えようプロジェクト」。行政(大町市役所内福祉課・高齢者包括支援係)スタートで地域の福祉を考える、熱を帯びた動きがジワジワと広がっています。
福祉の分野で始まったものですが専門職も垣根を取り払い一市民として参加。多くの若い人も流入しながら、だれもが住みやすい地域づくりへと進んでいます。
実際に市の市民バス「ふれあい号」の利用者が少ないなどの課題にプロジェクトとして乗ってみるなどの取り組みを通して提言をまとめ、次年度のバスが利便性が向上するなどの変化も生まれています。




高齢化先進地?消滅可能性自治体??

「誰もが住み慣れた場所で安心して暮らし続けることができる、そんな地域になるために何があったらいいだろう?」と、参加者一人ひとりが自分の老後の暮らしに思いを馳せるワークショップなどから始まりました。
大町市は田舎だけど、公共交通インフラも都市部に比べると便利とは言えないけれど、それでももし老後に〝ひとりになっても大丈夫〟な街づくりとは?と、移動支援などについて活発な話し合いの場となっています。
高齢化先進地とか、昨年(2024年)に話題になった消滅可能性自治体に選ばれたりと、寂しいニュースが多い大町市ですが、こんな市民活動があると知るとちょっと頼もしく感じます。
先進地だからこそ先進的な取り組みが進むのかもしれませんね。

声を出し合って街や行動を変えるムーブメント

このプロジェクトを通して変化したのはバス運行の行政だけでなく、一参加者も様々な活動を始めました。マイカーを利用して移動支援を始めた人もいれば、地域の高齢者の集いの場を創出した人もいます。子育て中の親子と家庭菜園で野菜を作っている地域のお年寄りをつないで、親子に野菜のおすそ分けをしようと取り組んだのは、大町市の保健センターの保健師さんたちでした。
実は私も参加して、初めてふれあいバスに乗って青木湖畔まで行き、免許返納後の暮らしをプレ体験するよい機会を得ることができました。今度はひそかに、私的に大糸線に乗って出かけてみたいなぁと思っています。
もし実際に大糸線に乗ったら、またYouTubeチャンネルやこの記事内で報告しますね。




地域づくり・市民活動が活発な大町市

こんな活動がスムーズに広がったのには、元々の地域の特性みたいなものが関連していると感じています。大町市は住民数は少ないですが、中信地区の中核の市として歴史が長く(令和6年に市制70周年を迎えました)市としての様々な施設などがそろっています。
それゆえに様々な公民館事業なども活発という、市民活動が生まれる土壌もあり、多くの人がいろいろな活動に携わっています。
長野県は健康寿命の長さでも注目されますが、リタイア後も田畑での農作業や市民活動に参加することでさらに高齢者の元気がUPしているのかも?と思っています。
それ以外にも街のつくりやサイズなどリタイア移住にオススメすぎる理由が満載です。

関連記事:信州へリタイア移住するなら長野県大町市がおすすめ!な重要な2つの理由

大町市は移住地としてもとても魅力的。自然環境だけでなく、コンパクトで暮らしやすい地域のサイズ感がなせる業なのかも。
高齢者事業のみならず市教委もフレキシブルだと思うので、子育て家庭の皆さまはぜひ下の記事も読んでいただけると嬉しいです。

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