長野県移住で穴場な人気の大町市って?知っておきたい基本情報6つ

インバウンド人気の白馬村と、おしゃれな信州の街・安曇野市のちょうど真ん中にある「大町市」。
あまり聞いたことのない自治体かもしれませんが、過去には、田舎暮らしの本(宝島社)の「住みたい田舎ベストランキング」で上位にランクインしたこともあるほど地方移住で人気のある自治体です。
立山黒部アルペンルートの長野県側玄関口でもあり、山岳や湖、森林などの大自然と、大北地域の中核都市としての利便性を兼ね備えています。

  1. 大町市の教育・子育て事情
  2. 大町市の交通事情
  3. 大町市のお買い物事情
  4. 大町市の移住支援・助成金など
  5. 大町市での仲間づくりは…
  6. 大町市の6つの地域




1.大町市の教育・子育て事情

 大町市には6つの公立保育所、3つの市立幼稚園(認定こども園)、2つの小学校、1つの中学校、2つの義務教育学校(小中一貫)、1つの高等学校があります。
 市立の保育所は長野県が推進する信州型自然保育普及事業「信州やまほいくの郷」を取り入れていて、小中学校は文科省が推進している、地域住民がともに地域の学校づくりを行う「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)」を運営しています。

 わが子も小さなころから保育所や学校などで地域の講師に習う活動や授業を経験してきています。保育園幼稚園や小学校では、畑や稲作などにも親しみます。また、私自身は美麻小中学校にかかわり、ボランティアとして活動しています。

 中でも義務教育学校となっている「八坂小中学校」と「美麻小中学校」では、市内から選んで通うことができる「小規模特認校」制度を導入しているため、市街地の学区に在住している生徒児童は、美麻八坂の2つの学校にも通うことができます。田舎ながら「教育が選べる」という好条件なのです。
 この美麻八坂の2つの小規模特認校では、コミュニティ・スクールの一環として、規模の小ささと地域との密接な距離感をうまく活用した特色ある教育を行っています。特に美麻小中学校は全国から視察に訪れる学校や教育機関が後を絶たないほど、 先進的な学校教育に力を入れています。
 八坂地区に1968年に創立された山村留学は日本の山村留学の発祥の地でもあり、今では美麻八坂の義務教育学校のどちらかを選んで通いながら里山の暮らしを体験します。古くから都市部からの留学生を受け入れてきた土壌があるので、どちらの学校の児童生徒も他県からの転校生慣れしているのもメリットと言えそうです。

 田舎に教育移住した場合、その自治体にある教育機関の数が限られていたり、子どもの数が少なかったりして、子どもの特性や友人関係などが合えば大成功ですが、もし合わないとなると“逃げ場のない”状況となる、紙一重のチャレンジとなるデメリットをはらんでいます。選択肢があるとそのリスクも軽減されるため、ちょっと安心ですね。

保育所や学校のリンクページはこちら↓
育て環境をまとめてみました!幼稚園・保育園、学校など




2.大町市の交通事情

 大町市内には「JR大糸線」が南北に走っています。
JR松本駅から日本海・糸魚川駅までをつなぐローカル列車で、主要な「信濃大町駅」のほかにも9つの駅があり、本数は1時間1本程度ながら“駅近”な暮らしも実現可能です。
 また、車での移動なら長野自動車道安曇野インターチェンジまでおよそ40分で行くことができます。安曇野が長野県の真ん中あたりにあり、さらには長野県が本州の真ん中あたりにあることから、どこへ行くのも便利な立地です。


JR信濃大町駅からのアクセスをまとめたページはこちら↓
長野県大町市暮らし★どんな立地?JR大糸線信濃大町駅からの車載動画を集めてみたよ

市内の市民の足はやはり自家用車に頼り勝ちですが、市民バスなども走っています。
大町市民バス「ふれあい号」

観光客には土日祝日限定のデマンドタクシーも走っています。
信濃大町ぐるりん号

長野県ローカルなスーパーマーケット「デリシア」に行くバスも走っています。
フレスポ大町限定お買い物サポートバス

 大町市に移住した実母は、70代を超えても県内外、国内外の旅行に行き続けています。高速バスなどのお得な移動方法も多く、時には松本駅やバスセンターなどへの送迎も頼まれますが、どこも近くて便利です。80代の義父はセニアカーを購入して自分で自分の買い物をしています。

  豊かな自然の中での老後生活を夢見て退職後に田舎に移住しても、自動車免許を返納してしまったり、病気を患うなどして都市部に戻っていくご家庭も多いものです。その点、公共交通機関がしっかり残っている田舎では、そのリスクが軽減されます。
 環境のいい田舎に暮らしながら都市部へも自家用車なしでアプローチでき、そこからさらに海外旅行へ行くのにも若い人の手助けを必要としない暮らし方は、私の老後の理想的な暮らし方です。そのためにも今から健康に気を付けて暮らしたいな、と思っています。

3.大町市のお買い物事情

 ひとつ上の項目の交通事情のところにも長野県ローカルなスーパーマーケット・デリシアの情報を書きましたが、その「デリシア大町店」のほか、イオン系の「ザ・ビッグ信濃大町店」、「西友大町店」、JAの運営する「Aコープファーマーズおおまち店」の4つのスーパーマーケットが市内にあります。

 また、長野県への旅行者にも人気の高い「ツルヤ」は市内にはありませんが、車で30分圏内の「池田店」、「穂高店」があり、ちょっと嬉しいです。




そのほか、直売店などもあって、季節のお野菜を買うのが楽しい毎日です。スーパーの中にも地場産野菜コーナーがあり、地域のお野菜や山菜などもそこで買うことができます。

 日常的な買い物に困ることはあまりありませんが、ちょっと変わったものを買おうと思うと市内に店がないこともあります。
コストコなどはそのいい例です。富山や山梨の倉庫にレジャーを兼ねて出かけています↓
コストコがない長野県民はどこへ行く?|射水倉庫店?南アルプス倉庫店?前橋倉庫店?

 週末の買い物は松本市や長野市へ、またネット通販もフル活用して暮らしています。
スーパー以外のホームセンターなどの情報はこちらも見てください↓
長野県大町市のお買い物事情!スーパーは4つ&ツルヤも生活圏内です

4.大町市の移住支援・助成金など

 田舎移住といえば各自治体の行う支援制度も見逃せませんよね。大町市の場合も、賃貸・購入にかかわらず、空き家の改修工事にかかる費用の一部を助成する補助金などがあります。

下に上げた以外にも薪ストーブ本体購入時やコンポストの購入時などにも補助金があります。

  •  移住推進空き家改修事業補助金(大町市)
  •  ゼロカーボンゼロカーボン住宅推進リフォーム支援事業補助金
  •  過疎対策重点地域定住促進奨励金
  •  マイホーム取得補助金
  •  大町市浄化槽設置事業補助金
  • 大町市就業者等移住支援金

※ここまでの6つの制度に関する情報は(このページ)の下の方にリンクがあります。

  • 大町市起業支援補助金
  • 空き家活用事業補助金

※この他、大町市の行う事業支援などの情報は(このページ)にリンクがあります。

  • 出産祝金がもらえる
  • こんにちはあかちゃん事業
  • 3・7歳の時に地域商品券がもらえる
  • 医療費は1か月1医療機関上限500円

※この他、いろいろな支援情報は(このページ)にリンクがあります。

※これまでの情報とかぶるものもありますが、一応リンクを貼っておきました。

わが家もこれまでに、地域商品券3万円分を3歳、7歳の時にいただきました。医療費の助成も1か月で500円なのでとてもありがたいです。




5.大町市での仲間づくりは…

 移住後の人間関係は、定住促進アドバイザーをしていてよく相談される事柄です。自治体などの近所づきあいを心配する方もいらっしゃいます。大町市は市民活動がとても盛んな地域で(たぶん長野県自体がそうなのかもしれませんが)、いろいろな人がいろいろな活動をしています。また、公民館活動も盛んなので市が主催する様々な講座も多く、そういった活動や講座での出会いがあるのが大町市の魅力のひとつでもあります。

公民館講座などは広報で見ることができます

「市民活動サポートセンター」が市庁舎内にあります

移住定住の市民団体もあります。

関連記事:長野県大町市の「みんなで考えようプロジェクト」が注目度UP!

私の住む自治会では正月の「どんど焼き」などのイベントがあってとても楽しく参加しています。また、小さなものから行政主導のものまでさまざまなサークル活動のようなものがとても多く、私自身もいろいろな活動に顔を出しながら暮らしています。




6.大町市の6つの地域

 ここまでいろいろ書いてきましたが、最後に、最も基本的な大町市の地域性について書こうと思います。大町市は昭和29年の合併で、当時北安曇郡内にあった大町と平村、常盤村、社村が合併して大町市となりました。その後、平成18年に、山部にある八坂村と美麻村も合併して今の形になりました。
 それぞれの6つの地区ごとに今でも○○地区と呼称し、特徴ある自然や風土が残っています。

 市役所や大町総合病院、信濃大町駅、合同庁舎、消防署などがある中心市街地。駅前本通りは商店街もあります。主要施設が集まっているで車がなくてもある程度暮らしやすいエリアです。特に山や自然に近いという雰囲気ではないですが、市内のいたるところから北アルプスを眺めることができます。
 若一王子神社のお祭りには、駅前商店街にある自治会ごとに流鏑馬や舞台(山車)が出てにぎわいます。

 大町市北部にあり北側を白馬村と接している地区です。立山黒部アルペンルートの長野県側玄関口・扇沢や仁科三湖、大町温泉郷、高瀬ハイランドの別荘地、爺ガ岳や鹿島槍などのゲレンデなどがあり、宿泊などの観光施設が点在しているエリアでもあります。市街地に比べるとリゾートっぽい雰囲気が色濃く、湖でのレジャーなど自然の中での暮らしを満喫したい方におすすめです。白馬村にも近いので、ウインタースポーツをする方にも人気の高い地区です。

 大町市南西部にあり、安曇野市に一番近いエリアです。松川村と接しています。国営アルプスあづみの公園やサントリー天然水北アルプス信濃の森工場などもあって、ファミリー旅行者に人気のスポットです。バドミントンの奥原希望さんや、お笑い芸人でイラストレーターの鉄拳さんなど、有名人も多い地区。広々とした田園風景が広がり、ザ・安曇野な風景があるのも、移住地として人気です。

 大町市南東部の山すそ、国宝・仁科神明宮がある地区。池田町と接しています。東山山腹を通る「千国街道(塩の道)」に沿って古くから集落が栄えてきました。南に行くほどコンビニや商店が少ないですが、お隣池田町にはいちばん近いツルヤ(ローカルなスーパーマーケット)があります。市街地越しの北アルプスの眺めが素晴らしく、近年移住者がとても増えている地区です。

 大町市北東部の山地にある地域。最東部はオリンピック道路に達し、白馬村や小川村・長野市へのアプローチに便利な立地です。ドラマのロケ地としても使われた絶景ポイント「中山高原」や、信州そばの名産地「新行高原」などがあります。ジビエ工房が地区内にあります。
 地域に残した小中学校が義務教育学校になっていて、地域の人たちが密接に学校教育にかかわり、また、村時代に始まったアメリカ・メンドシーノとの姉妹都市交流の一環で行う交換留学が根付いています。古くはスキー場がありましたが、今はオフロードコースになっています。

 大町市の南東部の山地にある地域。最東部は国道19号線・生坂村に接していて、山抜けで麻績インターチェンジへアプローチが可能です。恋人の聖地にもなっている鷹狩山山頂は八坂地区内に位置していて、とても眺めのいい場所です。国指定重要文化財の千手観音のある藤尾覚園寺や、日本棚田100選に選定された重太郎の棚田があります。山村留学発祥の地で、山村留学センターが地区内にあります。
 地域に残した小中学校が義務教育学校になっていて、地域の人たちが密接に学校教育にかかわっています。




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