たっぷりレモンバームで|年齢肌用化粧水|庭の雑草が愛おしくなる手仕事

毎日使っている「レモンバーム化粧水」

レモンバームというハーブはとても強いハーブで、一度庭に植えるとあっという間に広がります。いわゆる“くっつき虫”のような種子で飛んで増えるため、翌年には庭中いたるところにレモンバームが茂り雑草化します。なので“植えてはいけない”とか、“テロ”とか、散々な言われよう。
でも、使っちゃえばいいんだよね!ということで、毎日使う化粧水に加工しています。




レモンバームってどんな植物?

レモンのような爽やかな香りのシソ科の植物です。ちょっと甘い香りもあって蜂が好むことから、昔から養蜂植物としても利用されてきました。
アロマでは“メリッサ”と言った方が馴染みがあるハーブで、このメリッサを主成分としてキリスト教カルメル修道会で作られてきた「カルメル水」(カルメライトエッセンスという名で現在も売られている市販品と同じものかどうかわからないです)というものもあるそうです。
近年では、「レモンバームエキス」がコラーゲンと深いかかわりがあるとわかり皮膚のシワの改善効果の研究が行われているようです。化粧水として利用するのは理にかなっていそうですよね。
アロマでは、精油はほんの少量しか採取できないことから、とても高価。
なので昔から芳香蒸留水(フローラルウォーター)「メリッサウォーター」として使われることも多いです。

ウィキペディア:レモンバーム

レモンバーム英語:Lemon balm、メリッサ、学名Melissa officinalis)は、シソ科多年生ハーブ南ヨーロッパ原産[2]。和名はコウスイハッカ(香水薄荷)[3]、セイヨウヤマハッカ(西洋山薄荷)[2]、コウスイヤマハッカ(香水山薄荷)[2]、メリッサソウ[1]。食べ物や飲料の香り付けや、ハーブとして医療に利用されてきた。

“コウスイハッカ”なんて、本当に良い香りだとわかりますね。




メリッサチンキとメリッサウォーター

毎年開花の前ごろになるとレモンバームの葉を採取して、「メリッサチンキ」を仕込んでいます。50度のウォッカに漬けこんでエキスを抽出。生葉のまま(本来は乾かして使うようです)刻んで空き瓶に入れて、ウォッカを注ぐだけ。2週間以上漬け込み、その間、時折優しく振るいます。

チンキの作り方はこちらの記事でも詳しく書いています↓
美白のワイルドタイムエキス?庭のクリーピングタイムを蒸留しました!

メリッサのフローラルウォーターは、これまた生葉のまま刻んで水蒸気蒸留します。少量ならば鍋でやってもいいですが、わが家の雑草化したレモンバームたちは大量なので、専用の芳香蒸留器を使います。チンキとフローラルウォーターをお好きな配合で混ぜ合わせて使います。
庭で量産され続けるものを使うのでコストもかからずありがたい。
アルコールに弱い人はフローラルウォーターだけでもいいかもしれませんね。

チンキもよい香りですが、メリッサウォーターは、さすが古くから使われてきたフローラルウォーターだけあって芳香蒸留水もとっても良い香りです。使い心地も幸せ。

ちなみにレモンバームの芳香蒸留は春に行ったほうがいいように思います。(経験から)なので、開花時期ごろに集中して1年分を芳香蒸留したい!

動画はレモンバームではない、庭のアノ雑草で鍋蒸留したときのものです




テロはテロでもミントよりはよさそう

上でも書きましたが、レモンバームは庭のあちこちに飛んで増えていきます。ミントのように地下茎ではびこるわけではないようです。もし増えすぎたら掘り起こしてしまえそうなので、ミントよりは悪質ではなさそうですね。
わが家の二ホンハッカは、庭中にかなり根がまわっていてかなりヤバそうです。

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