ヨモギの栄養・効能って?女神の名の学名を持つ、ハーブの女王。

息子が小さいころ、よく学校から〝ヨモギ〟を持って帰ってきました。
何かの話のついでに、「学校のなら犬の散歩も排気ガスもないし、一番安全だよね」と言ったら、勝手に採って(!)持って帰ってきたようです。
せっかく息子が採ってきてくれたのだから…と、白玉粉を使ってヨモギ団子作り。

正月の残りの切り餅でよもぎ餅作り。
よもぎの天ぷらも。春の香りに包まれて、とても幸せな気持ち。そういえばよもぎもハーブ?と思い、少し調べてみました。




学名にギリシアの女神の名を持つハーブ

ウィキペディアによると、アルテミシア(Artemisia)が学名だそうで、ギリシア神話の女神アルテミスからきているようです。


ヨモギ(蓬、学名Artemisia indica Willd. var. maximowiczii [syn.Artemisia princeps Pamp] [1][2])は、キク科多年草。日当たりのよい原野や道端などに集団を作って生えて、高さは1メートル前後になり、初秋に地味な花をつけて、風媒花のため多量の花粉を飛ばす。春の地表に生えた若芽は食用になり、餅に入れられることから、別名モチグサ(餅草)とも呼ばれる。灸のもぐさ、漢方薬の原料になるなど利用価値がある。https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨモギ


英語だとMugwort。マグワート(オウシュウヨモギ・ニガヨモギ)で調べてみると、よもぎもまた沢山の種類がありそうです。ちなみに日本では、カズザキヨモギとオオヨモギが主な種類ですね。韓国の汗蒸幕(ハンジュンマク)など、女性に有用なハーブのイメージがあります。日本のもぐさ、漢方の艾葉(がいよう)、マグワートは古くから女性や出産にまつわるハーブとして使われるなど、よもぎは世界中で使われている、効能豊かな植物なのだなと思います。

よもぎの食用!アロマ効果は?ヨモギの効能・栄養価

ヨモギは「和製ハーブ」だとか、「ハーブの女王」だとか言われます。和製のほうはカズザキヨモギ、女王のほうはオウシュウヨモギなんでしょうか?厳密には種類やなにか、いろいろな違いがありそうですけど。豊富に含まれている栄養素は、脂溶性ビタミンの1種のビタミンKで、香り成分の主はシネオール。


香りの主成分はシネオールによるもので[23]ツヨンβ-カリオフィレンボルネオールカンファー、脂肪油のパルミチン酸オレイン酸リノール酸ビタミンAビタミンB1ビタミンB2などを含む。ヨモギの葉と有毒植物であるトリカブトの葉は、形状がよく似ているので、誤食しないよう、野生の物を採取する際には、注意が必要である。https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨモギ


トリカブトとの誤食事故が要注意とのこと。ヨモギは香りが独特なので、香りで間違うことはなさそうですが、注意することにこしたことはないですね。精油はなんと!青色になるという報告がネット上に散見されました。大量にとれるものではなさそうなので、わが家のホームユースなちびっこ蒸留器では、きっとお目にはかかれませんが、夢が膨らみますね。また、よもぎの香りに含まれるβーカリオフィレンという成分には、痛みを抑えたり、免疫系を落ち着かせる作用もあるのだとか。なんだかお肌によさそうです。
アロマでメジャーなものではないからか、あまり情報がないのですが、まぁ、気軽にお鍋蒸留してパシャパシャ使うだけなら、おおざっぱでOKということで(笑)。




どこにでもある〝雑草〟と思いきや…

ヨモギって、どこにでも生えてる、なかなか手強い雑草…というイメージ(スミマセン汗)なんですけど。
なぜかKazenoyaの庭には、1本もありませんでした。近くの空き地にはあるのですが、なぜだか家にまで来ない。空き地のヨモギって、ちょっと抵抗があるので、こっそり小さな根っこだけをもらってきてみました。うまく根付いてくれたら…ともくろんでおります(笑。

お茶にお風呂に…使い方いろいろ。

5月に入って近所のよもぎは、かなり大きく育ってきました。もう少し季節が進んでさらに大きく育った物は、乾かしてお茶としても利用できるようですね。もし、家にヨモギが根付いたら(捕らぬたぬきのなんとやら(笑)、いろいろ使えそうです。




ヨモギ茶には、デトックスの作用があるようですし、ヨモギのお風呂は古くから〝邪気を払う〟薬草湯として親しまれているアロマハーブバスですよね。
チンキはお肌に良さそうですね。
県内のおばあちゃん家にGWに行ったとき、ひとつかみのヨモギをいただいてきました。おばあちゃん家も高地なのでまだ新芽状態で小さいものでしたが、少し乾燥させてさっそく蒸留チャレンジ。
〝ザ・よもぎ〟の香りというよりは、甘酸っぱい中にあの、ヨモギらしい香りが隠れているような、やさしいフローラルウォーター(ハーブウォーター・ハイドロゾル・芳香蒸留水)になりました。

身近な雑草とも言えるよもぎ、これから使い道を模索してみようと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です