和紙で強度を高める★日本古来の伝統の「一閑張り」
一閑張りと書いて(いっかんばり)と読みます。
竹のかごなどが壊れたり古くなったりしたときに、和紙を貼って補強して、柿渋を塗って強くします。日本古来から受け継がれてきたDIY、持続可能な暮らし、サスティナブルな技術です。
この、和紙などの紙を重ね張りすることで補強するという一閑張りの手法は、簡単に出来てとても便利です。
砂壁も和紙を貼ると強くなる!
長野県大町市には、伝統和紙の「信州松崎和紙」があります。
下の動画は、その工場併設の店舗まで和紙を買いに行って、玄関脇の砂壁を、和紙を貼るという、一閑張りの手法からアイデアをもらって補強したときのものです。
玄関が一気にオシャレになって大満足!地域で採れた落ち葉などを漉き込んだ、松崎和紙の風合いも魅力です。
この松崎和紙さんは、今の日本では数少なくなってしまった、未だ商業ベースで紙すきをしている貴重な会社です。
ボロボロのカゴを和紙で補強して布を貼る
家に転がっている、ボロボロのカゴ(鉢カバーだったものです)を、一閑張りのやり方で下地を貼り、布を仕上げに貼ってリメイクしてゴミ箱にしました。
ものすごくしっかりするんですよ。
一閑張りを習っているのはJR信濃大町駅前にある「ゆいせきや」というコミュニティスペースです。
とっても元気なお母さまたちが集う、交流の場でもあります。
ステキな人と出会えるのも魅力のひとつですよね。