毎年、6月ごろになると白い可憐な花を咲かせる“ドクダミ”。刈り取ると強烈な香りがしてびっくりしますが、この雑草は「十薬(ジュウヤク)」と呼ばれるほどに効能豊かな雑草です。
日本の三大民間薬として古くから親しまれ、虫刺されに良いとか、お茶にして飲むと健康茶になるとか言われます。ですが、アノ香りに好き嫌いが分かれるのも確か。乾燥させると香りはよくなりますが、お茶も好みが分かれますよね。
古くから生薬、民間薬として利用され、ゲンノショウコ、センブリとともに日本の三大民間薬の1つとされる[9][41][63]。どくだみ茶やハーブ、野菜として利用されることもあり、このような需要のため商業的に栽培されている[64]。
引用元ウィキペディア:ドクダミ
ドクダミの香りの正体は…揮発性
アノ香りの正体は「デカノイルアセトアルデヒド」という成分で、揮発性なんだとか。なので乾燥させると香りが飛びますが、デカノイルアセトアルデヒドのもつ強力な殺菌作用もまた、同時に飛んでしまうのだとか。
このデカノイルアセトアルデヒドは、アルコールに漬けると抽出できるようですが、チンキ材はまろやかでとてもよい香りになるので、成分はどうなっているのか…ちょっと調べてみましたが、詳細は分かりませんでした。
ただ、アノ香りがなくなるのはとても使いやすい。
世界にはドクダミの葉を食べる料理もあるようですが…私にはちょっと抵抗があります
毎年仕込むドクダミチンキ
生薬としての「ジュウヤク」には乾燥葉が使われるので、お茶にしてももちろん効能はたくさんあるのだと思いますが、かゆみ止めなどに使うのならば、乾燥するよりもドクダミチンキにしたほうがよいのでは?と毎年6月ごろにドクダミチンキを仕込んでいます。
花と葉を分ける、茎は水分が多いので入れないなど、いろいろな仕込み方があるようですが、根がズボラなので私は開花時期の全草を入れてしまいます。
それでもこのチンキは私の夏の田舎暮らしの必需品。虫刺されにとても重宝しています。
ドクダミチンキのレシピ覚書
- 空き瓶…1つ
- ドクダミ…開花時期の全草
- ウォッカ(50度)…適量

空き瓶にドクダミを刻んで詰めて、ウォッカをドクダミが露出しないぐらいの量を入れてフタをします。2~3週間冷暗所に置いて時折軽く振り混ぜながら成分を抽出させます。
2~3週間後にコーヒーフィルターなどで濾して完成です。
半年ほどを目途に使い切ってとものの本などには書かれていますが、濁りな香りなどに変化がなければもう少し日持ちさせても大丈夫。既既製品ではなく天然物&DIYなので、自分の目や嗅覚を頼りにしっかり確認して、自己責任で使ってください