“夏みかんの皮”は捨てないで!ゴミも減らせて精油成分たっぷりのお掃除アイテムになるんです

きたのあづみの(長野県の大北地域)ではちょっと育てられない夏みかんですが、時折いただきものをします。(西の方から庭生りのものが届きます)黄色い皮の色が元気をもらえて大好きな果物。
中身をおいしくいただいたら、皮は便利なお掃除アイテムに変身させちゃいましょう!皮は分厚くて捨てるのもちょっと大変なので、使えるものが作れたら大助かりですね。




【わが家の夏みかんジャム】(レシピ覚書)

夏みかんの酸っぱさが苦手な人でもおいしく食べられるジャム。果皮をほんの少しだけ入れて、食べやすい苦味の夏みかんジャムのよがうなママレードのような、ジャムに。
ネットで調べて重曹でゆでこぼして作っています。

【材料】

  • 果汁&果実(7つ分)
  • 果皮(半分分ぐらい)
  • 砂糖(好みの量)テキトーでスミマセン。
  • 重曹(小さじ半分ぐらい)

【手順】

  1. 夏みかんの実を取り出します。手で剥いてもいいですが、私はものぐさのためグレープフルーツのようにスプーンで実をくり出す方法をチョイスしてみまします。
  2. 果皮は白い部分を出来るだけ入れないように薄く剥いて、千切りにしておきます。
  3. 果皮と(少量)を水(分量外)とともに鍋に入れて、重曹(分量外)とともに火にかけ、ひと煮立ちさせ、ゆでこぼしておきます。(薄皮も刻んで入れるとトロミが付きやすいようですが…)
  4. 鍋をキレイにして、果汁と果皮を煮ます。ここで重曹を入れます。(できあがりには重曹の味は残りませんでした)煮ながら果実もどんどん入れていきます。ものぐさでスプーンで実を取り出したため、ここで種と分離するのに苦労します。丁寧なみなさんはぜひ、手作業で皮を剥いてくださいね。
  5. 果皮が柔らかくなったら砂糖を入れて、好みの固さまで煮詰めます。冷めると固くなるので、薄いポタージュぐらいの感じで火を止めるのが◎。いつもはてんさい糖か黒糖、オリゴ糖などを使いますが、このキレイな黄色を生かしたくて久グラニュー糖で作っています。




キレイな橙色のジャムが沢山できました!

【夏みかん精油と芳香蒸留水】

家族で柑橘の香りが好きなのは私だけ。精油も芳香蒸留水(フローラルウォーター・ハイドロゾル)も、作るのはいいけれど使い道に困るのです(笑。
なのでかんきつはお掃除用にしようかな?と、やっぱり蒸留にもチャレンジ使っています。お掃除用なのでザックリ目分量で、中のワタごと蒸留してしまいます。
それでも精油も案外たくさん採れてとっても楽しい蒸留になります。

下の動画はハッカを使った蒸留です。

ニホンハッカ(和ハッカ)を蒸留器で芳香蒸留

この蒸留器で作ると一度に500mlほどできるので、たくさんミカンの皮があるときには重宝しています。

【皮をアルコールに漬けた“みかんチンキ”】

蒸留は鍋でもできますが、それよりも手軽でオススメしたいのは、ミカンの皮のチンキです。
皮をアルコールに漬けて2週間以上成分を抽出するだけです。私はいつも50度のウォッカを使って作っています。
出来上がったチンキを夏みかんの芳香蒸留水で薄めて使います。(水道水でも精製水でも大丈夫です)
濃度は用途に合わせて調整してくださいね。キッチンの油汚れなどに◎。市販品でもオレンジ精油(オレンジオイル)配合のオレンジクリーナーなどが売っていますよね。頑固な油汚れにはこのチンキと食器用洗剤を合わせて使っています。
※かんきつの精油は「シールはがし」としても利用できますよね。

【香気成分・オーラプテン】

夏みかんなどの果皮に含まれる「オーラプテン」という成分があるのだそう。クマリン系化合物で、癌の抑制や抗炎症、記憶力UP、認知症予防などに注目されているようです。もちろんリモネンも豊富なので、やっぱりお掃除用にピッタリ。よい香りに包まれながらお掃除できるのもポイントが高いです。
ただ、柑橘類の精油は光毒性があるので、日光にあたる前に皮膚などに残る使い方をするのは×です。




【なんで〝夏〟みかん?甘夏・はっさくとは違うの?】

夏みかんって、普通の温州みかんと同様に、冬に結実するそうです。名前から想像すると夏に実るのかと思っていました。でも、とっても酸っぱいんですって!枝についたまま夏まで置くことで、酸味が和らぎ食べやすくなるそうです。
甘夏は夏みかんの枝変わり種で、夏みかんよりも甘みが強いそうです。
はっさくは甘夏や夏みかんよりも水分が少ない印象です。個人的にはよく買うのはこちらで、デザートとして手で剥いて食べるのに、食べやすくていいです。
ちなみに、はっさくも夏みかんも甘夏も、日本原産の柑橘類です。

【夏みかん栽培の北限って?】

ジャム作りと芳香蒸留後のキッチンには、大量の種が…これだけは、捨てるのが嫌いなKazenoyaも利用に困る代物です。
ゆずの種はきもちのよいローションになるんですけどね。

ユズの種は捨てないで!ジェル化するんです!気持ちいいハンドジェルを作ろう

でも、種ということは芽が出る可能性が!?と、どうしても考えてしまう( *´艸`)
みかん栽培の北限は、関東あたりでしょうかね?きたのあずみの(長野県の大北地域)で見かける柑橘といえば、カラタチぐらいなので、きっと蒔いても鉢植えかな。夏みかんは実生苗ではちょっと難しいかもしれませんが。
柚子は木曽地方などに栽培の歴史があるようなのでいつかチャレンジしてみたいです。(柚子の大馬鹿18年!なので、ユズだけは苗を買う!予定!笑)




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